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スレート屋根の葺き替え価格・塗装・塗料・工法・修理・相場

   スレート屋根がヒビ、割れが発生している、塗装も完全に剥げてしまった。 
塗装で済まそうか?葺き替えか? 工法は何が良いか?どんな屋根材が良いか? 
お答えします。 下のメニューをクリック。 間違いのない屋根リフォームの回答です
 
 
 
 
 
 

  スレート屋根の葺き替え、修理、トラブルで特に工務店や建築会社のリフォーム担当の営業さんは、間違いが非常に多い、葺き替えに誘導している場合もあるようです。 正しい知識、見識を持って、判断、修理、葺き替えを行ってください。 嘘、噂、誘導、脅しに乗らないでください。 皆様のスレート屋根の葺き替えで参考になればと思います。  @@
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 ●スレート屋根の葺き替え方法

   スレート屋根の葺き替えの方法は、大きく分けて2つです。
 1: スレートを撤去して、同じスレート材料、又は別の屋根材を施工する方法
 2: スレート屋根をそのままに、重ね葺きする方法

 1の方法は、屋根材は思い瓦以外、スレート材料より重い材料以外のいろいろな屋根材料を施工することができます。
 2のカバー工法は、瓦やスレート材より重い材料は不可で、スレート自身のカバー工法も不可になります。 理由
 使える材料の選択は、●ガルバリウム鋼板、●ジンカリウム鋼板、●アスファルトシングル等になります。
 

 ●葺き替え価格・相場

   スレート屋根の葺き替え相場は、各工程でおおよそ判ります。 施工相場・費用の詳しい解説
 スレート材を撤去する際の費用; 撤去費用; ¥1,700/u 〜 ¥2,300/u、これに廃材処理費用がかかります。
 新しい屋根材の施工費用(材料費と工事込みで表します);
 ガルバリウム鋼板本体施工価格: ¥4,500/u〜¥ 7,000/u程度
 ジンカリウム鋼板本体施工価格: ¥7,000/u 〜
 アスファルトシングル本体施工価格: ¥5,000/u
 スレート本体施工価格: ¥4,500/u 程度、スレート材料が最も低価格ですが、お薦めしません。 理由
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 ●ガルバリウム鋼板へ葺き替え

   スレート屋根の葺き替えで、最もポピュラーな屋根材はガルバリウム鋼板で、工法はカバー工法になります。
ガルバリウムが選ばれる、もしくは屋根屋がお薦めする理由は、価格、軽さと耐用年数の主な3つの理由からです。 カバー工法が使えれば、スレート屋根のスレー材料を撤去&処分することなく、その上からガルバリウム鋼板を重ね葺きすることができ、コストの大幅な削減が可能になります。耐用年数は、25年メンテ要らずです。(塗装は無くなります)、ガルバリウム鋼板詳細
 
   スレート屋根の葺き替えで、最も施工実績があり、最もコスト安で、工事も簡便なのが、ガルバリウム鋼板のカバー工法です。
工法は至って、簡便で; 1:スレート屋根の上にルーフィング(防水材)、2:ルーフィングの上にガルバリウム鋼板の施工、
3:本体以外の役物、部品の施工。 以上です。 50u程度のスレート屋根なら、足場の設置を入れても最短 4営業日で完成します。 費用でもスレートを撤去する費用が不要ですのでコスト的にも有利な工法になります。 詳しくはガルバのカバーページ
   スレート屋根のリフォームで最も人気のある、ガルバリウム鋼板ですが、勿論短所、欠点もあります。
スレート屋根のカバー工法では問題になりませんが、スレート材料を撤去する工法のときに、断熱と雨音が問題になります
ガルバリウム鋼板は、一般住宅用では、コストと軽さを求めるので、0.3〜0,4mm程度の非常に薄い材料です。 それゆえに熱と雨音を防ぐことが困難です。 その欠点を対策する必要がある場合について、解説します。 断熱の対策、雨音の対策
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 ●石粒付鋼板(ジンカリウム鋼板、自然石粒付鋼板)

 
   ジンカリウム鋼板石粒付(化粧)鋼板自然石粒付鋼板などいろいろな言い方でいわれている屋根材:
 スレート屋根のカバー工法もOK。 ガルバリウム鋼板の雨音問題を解決する材料です。また耐用年数が50年
 材料保証30年の優秀な屋根材です。 ガルバリウム鋼板やジンカリウム鋼板の上に細かい石粒をアクリル等でコーティングした屋根材です。 ちょっと名前が混乱しています。 またまだまだ知名度がありませんが、今ぐんぐんと売上が伸びている屋根材のひとつです。 写真は、ディーズトレーヂング社の、エコグラーニという石粒付鋼板になります。 詳細は、こちらのページで
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 ●アスファルトシングル材

 
   スレート屋根より軽量で、ガルバリウム鋼板のように雨音がしない屋根材のひとつ、アスファルトシングル材です。
 米国では、70%以上の木造住宅の屋根に使われている屋根材です。 通称;シングルと言われています。 材質は、アスフ
 ァルトを不燃布に浸透させ、保護剤でコーティングした材料。 イメージは非常に硬いカーペット、表面はザラザラしていて
 雨を拡散し、雨音になりません。 ・・・この原理は石粒付鋼板と同じ。耐用年数は20年程度、施工価格は、ガルバリウム鋼板
 より安いか、同等です。塗装することは出来なくて葺き替えになります。 どちらかと言うと洋風の家に合う。
 ・ ・ ・ 詳しくは、アスファルトシングル別ページへ
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 ●スレート屋根の塗装; やって良い場合、だめな場合

   非常に良く電話で質問を受けるのが、「スレート屋根の塗装か葺き替えで迷っている、どちらが良いか相談したい」
 というご相談です。 この紙面で回答します。 そんなに難しくないです。 まずスレート屋根のスレート材料は、塗装しても
 寿命は延びません。 塗装は美観の回復には有効で意味がありますが、スレート材の耐用年数を延ばすための塗装は、
 やっても延びないです。 これが上の質問の回答の「肝」です。 これを間違うと、塗装屋はときどき嘘、間違いを言って
 お客様を混乱させます。 もう一度いいます。 「塗装をしても寿命は延びません、美観の回復の為ならOKです」
 
   スレート材料ではなく、スレート屋根の耐用年数は、20年程度、勿論30年雨漏りもなく、生活を送っているお客様も沢山おられます。 スレート材が剥がれようが、塗装がなくなろうが、関係なく雨漏りさえなければ、屋根のことは気にしない方も大勢います。
 雨漏りはスレート材料の劣化とあまり関係ありません。 ルーフィング(防水材)が防水の機能を失ったら雨漏りになるのであって、スレート材が、欠けようが、割れようが、ヒビが発生しようが、カビ、苔が一面に発生して見苦しくなろうが雨漏りには、関係しません。 しかし、スレート屋根は家の外観そのものであり、美観を著しく損ねている場合は、雨漏りに関係なく、外観を回復させることは重要と思います。 家を綺麗にして過ごしたいですから。 でも屋根って地上から見えないこともあり、その場合は雨漏りだけ気をつければOK。 ですからスレート屋根の塗装は、外観を回復するだけの目的で考えてください。
   では、いつ頃なら塗装をして良いのか?悪いのか?
 それはスレート屋根の耐用年数を考えてください。 概ね、20年が節目、この前に塗装が剥げ、苔、カビで見栄え悪くなったら
 塗装の時期です。 築15年なら美観の為に塗装をお薦めします。でも寿命には関係ないですよ。 23年ならどうか?
 耐用年数を超える場合は、ルーフィングの寿命も概ね 20年程度ですので、塗装をしたら、雨漏りが始まって、葺き替えになってしまう確率が大きい、1年後?2年後? 塗装のお金がもったいないです。それだけです。それならいっそ、葺き替えまで塗装は待って、新しい材料にしたほうが気持ち良くないですか? スレート屋根の塗装はこのように考えてください。 

 

 ●スレート屋根は塗装すると「寿命が延びる」??

   塗装屋さんが、言う常套文句、「スレート屋根を塗ればあと 7、8年は、屋根は大丈夫、持ちます。 ???
 非常に良くお客様から聞くお話です。  スレート屋根のスレートを塗装すると、屋根の寿命はあと 7〜8年持つ? 本当ですか?・・・検証します。
   疑問1:屋根の寿命ってその意味は?
   スレート屋根の寿命とは;
 1:雨漏りを防ぐ、家を雨・風から守る、防水の機能。
 2:家の美しさを保つ機能(屋根は家そのものです)

  ・・・の2つの機能があります。 この機能を失ったら、屋根の寿命、耐用年数です。(スレートの寿命ではありません)
   疑問1:屋根の寿命、耐用年数ってどの屋根材の寿命ですか?
   1の意味では、「スレート屋根」の寿命は、「スレート」の寿命ではありません。 雨漏りが防げななくてもうだめだ、はスレートのせいではなくて、ルーフィング(防水材)の防水機能が失われたからです。 つまり屋根の寿命はこのルーフィングがだめになったら、屋根の耐用年数なので、ルーフィングの交換が必要になるのです。 このときスレートの交換は本当は不要なのですが、物理的に、ルーフィングだけ交換するのは不可能なので、しょがなくてスレート材料も撤去せざるを得ないのです。
   よって、スレート材は屋根の寿命(1の意味で)には関係ないので、たとえ塗装しても、ルーフィング(防水材)
の寿命を延ばすことにはならないので、塗装しても、屋根の寿命を延ばすことはなく
全くの「嘘」とわかるわけです。 変な塗装屋に誘導されないでください。 騙されないでください。
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 ●スレート屋根の耐用年数、寿命はどのくらいなのか?

   耐用年数とは、2つの意味があると言いました。 スレート屋根の寿命とは、下の機能のどちらかを失うことです。
 1:雨漏りを防ぐ、家を雨・風から守る、防水の機能。
 2:家の美しさを保つ機能(屋根は家そのものです) 
   スレート屋根の寿命、耐用年数の定義は難しく、どこの書物、インターネットのサイトを見ても書いてありません。 多分定義できないのかもしれません。 なのに、スレートの耐用年数は書いてありますし、塗装の耐用年数も書いてあります。 おかしいですね!耐用年数の定義が無いのに、その年数は書いてありということ?? で私は、スレート屋根の耐用年数を上記のように2つの機能を失ったときが耐用年数と考えました。 しかし、いろいろ調べると雨漏りはスレート材の劣化のためではなく、ルーフィングの劣化が引き起こすことだと判りました。 よってスレート屋根の耐用年数は、スレート材の耐用年数とは違うのです。
 ・ ・ ・ 雨漏りの仕組み、スレート屋根の雨漏りのメカニズムについて詳細
 
   1の家を外部の自然環境から守る機能ですが、これは具体的には雨漏りです。 雨漏りが発生するのは、殆どスレート材の直下にあるルーフィングに穴が開く、破れる、裂ける、などルーフィングが防水機能を失った時にスレート屋根の耐用年数が来たと考えます。 ルーフィングの耐用年数も各製品によって違いますが、スレートが破壊されて、ルーフィングにダメージが無いのなら自然にルーフィングの劣化ですから、その年数は20年程度です。程度というのは、30年雨漏りのないスレート屋根もありますし、20年前に雨漏りが発生している屋根も存在します。 およそ 20年、それを過ぎて頻繁に雨漏りが発生するよなら、ルーフィングの耐用年数と考えられます。 
   2の外観ですが、これは何年という規定より、お客様の判断によることが大きいです。 主観的なものです。 
自然発生のカビ、苔がスレート屋根全体に発生したら、寿命と考えるか、それは洗浄で綺麗にできるので、まだまだと思うか? ヒビ、割れ、反りが全体に発生したら、そろそろ寿命と考えるかはお客様次第ということです。 でもこれは雨漏りとは関係ありませんので、お客様の意思で交換をすることになります。 ・ ・ ・ 究極的には、家の外観を気にするということです。

 

 ●スレート材の劣化と屋根の雨漏りを混同させ、葺き替え、塗装に誘導する業者

   この 2つのことを混同させ、雨漏りと誤解させ、やる必要のない葺き替えや塗装に誘導する業者に気をつけてください。
   スレート屋根がカビ、苔で劣化、おまけにヒビや欠けも自然発生している、そこへ屋根屋が営業に来て、スレート屋根の劣化がひどいですね! ルーフィングの寿命はまだありますので、外観を復活させる為にもスレート材料をガルバリウム鋼板へ交換しませんか? これに納得して、屋根を綺麗にする為に屋根の葺き替えを決断する。 これは別段怪しいセールスではありません。 外観を見て、替えたいという意思の元、ガルバリウム鋼板への葺き替えを決断した。 普通のビジネスです。
   しかし、ここに、今葺き替えないと、雨漏りが始まって大変なことになる ・ ・ ・ と今にも雨漏りが始まるようなことを言うのは、誘導セールス、過大広告になります。 スレートがどんなに劣化しようと、直下のルーフィングが大丈夫なら雨漏りは発生しません。 これは、事情を知らないことを利用した、誘導ビジネスです。 スレート材が割れ、ヒビ、反りが起こっていても直ぐに雨漏りには、なりません。 この業者は嘘を言っています。詐欺かどうかは微妙ですが・・・ 特に訪問業者には気を付けてください。非常に頻繁にこのようなことを言います。 この場合; スレート屋根の耐用年数は、ルーフィングの耐用年数です。
 
  結論:
 スレート屋根の寿命、耐用年数は、ルーフィングの寿命、耐用年数です。 スレート材の寿命ではありません。
ではルーフィングの寿命とは、普及品で 20年程度、しかし、どんな会社のどんなルーフィング製品を施工されているか、屋根を解体しないとわからないですね? ですから、 20年を過ぎたら天井を頻繁に見る、押し入れや、軒天に「染み」がないか? 雨漏りの兆候が無いかをチェックする、そして雨漏りが頻発したら、そろそろルーフィングの寿命です。 ルーフィングの交換を!
 ・ ・ ・ 本来ならルーフィングだけ交換をしたいのですが、それは物理的に不可能なので、必然的に屋根の葺き替えです
   美観、外観的にスレート材料が劣化して、見苦しい、取替たい、交換したいと思ったら、お客様がそう判断したら、交換の時期です。 しかし、それはいつなのか?家の立地場所、気象条件、材料のもでる、季節の要因など、カビ、苔の発生し易い場所か?温度変化の激しいところか?によってその劣化速度か変わります。 あくまでも主観的なものであることを理解してください。
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スレート屋根の雨漏り; 雨漏りのメカニズム、理由

   スレート屋根の雨漏りは、どのように発生するのでしょうか? スレート材料が割れたとき? スレート材料にヒビが出来たとき? スレート材が破壊されたら雨漏りが起こるのでしょうか? 実際に雨漏りが発生した家、スレート屋根の写真が下の写真になります。 雨漏りが家の天井に染み、雨水の雫が部屋に滴っています。 しかし、スレート屋根を外部から見ると、特にひどい破損は認められません。 ではどうして雨漏りが発生したのでしょうか? 
 
   雨漏り箇所、1、2,3は、家の中の天井へ現れた染み、雨漏りです。
下右は、この家の屋根の様子です。(特に目立つ外傷はありません)
 
   それは、下のマンガのように、スレート材とルーフィングは釘やタッカーが打ち付けてあるので、この穴が釘、タッカーの針が錆びて劣化したため、大きくなり、ルーフィングでこらえきれなくなると、その隙間から雨水が漏れて雨漏りが発生しと思われます。
その雨漏りが、半年で3箇所発生したので、このお客様は、スレート屋根の葺き替えを決断されました。 実は、雨漏り箇所1,2は、半年前に発生していましたが、そんなに大したことなく、ただ染みのレベルだったので、放置していたようです。 3つ目は、雫が落ちてきて、バケツで受けるような雨漏りだったので、諦めて電話をかけてきた事情がありました。 雨漏りはスレート材の劣化、破損では発生しません。 ルーフィングの劣化、穴の拡大、亀裂、裂けは、外からでは、わかりません。 釘の様子もスレート材料に隠れて見えなくなっています。(下のように各材料で隠してあります) 雨漏りの主犯を見れないのです。
 
   スレート屋根ではありませんが、雨漏り箇所の写真を載せておきます。
 
   瓦屋根の雨漏りの例です。 赤丸をした周辺に雨漏りがあることが判りましたので、そこの瓦を撤去して、中身を見てみたら、下のようになっていました。 下左の青い箇所からどうも雨漏りが発生していると、分かったのです。 瓦はなんともないのですが、やはりルーフィングの劣化、それも桟木を釘で固定している箇所からのものらしい。 本来の修理は、ルーフィング、桟木を部分的に新設するのが良いのですが、事情で下右の様な修理になりました。 桟木は釘の部分を含めシリコンでコーキング、雨水の通り道にするために(雨水を滞留させない為)桟木に切り込みをいれました。
 
   雨漏りの理由の説明を逆説的にわかる雨漏りの写真でした。 つまり瓦やスレート材料が破損していなくても
雨漏りは発生して、その原因は、瓦やスレート材ではなく、ルーフィングの防水機能の喪失です。

 

 ●更にスレート材の塗装は、スレート材料の寿命を延ばす? 「スレート材について」 

 

スレート屋根に使われているスレート材料

 
 スレートの板は、幅910mm
縦長:500mm程度、厚さ:5mm程度
のアスベストをセメントで圧縮成型
したものです。
左:スレート屋根の施工中の写真
   スレート材、住宅屋根用化粧スレートの原料は、かつては石綿(アスベスト)をセメントで圧縮成型したものがスレートでした。 大手メーカーであった、クボタ、松下電工は、アスベスト問題でその製造が終了する2004年当時、2社で80%ものシェアーがありました。 (アスベストの日本での全面禁止は、2006年9月です) 今のスレート材にはアスベストは使用されていません。 主原料としては、セメントけい酸質原料,石綿以外の鉱物繊維質原料混和材料などを用いて加圧成形しています。
  スレート屋根に使われている、スレート材、正式名称は ”住宅屋根用化粧スレート” この材料は、日本工業規格JISの規格品でJIS A 5423:2004の番号があります。 瓦の7分の1以下の重量、安価な材料費、施工の容易さなど、広く使われている屋根材です。 お客様からも、スレート(カラーベスト、コロニアルは商品名)を25年以上使っていて、スレート屋根の表面に苔やカビが生えてきたが、この屋根は寿命ですか? ヒビ割れがあるのですが、訪問販売の人にスレート屋根の葺き替えを勧められました。 塗装で済ませた方がお得なのか? 葺き替えたほうがいいのか?塗装して寿命が延びますか? スレート材って材料は何ですか? など質問が多く寄せられています。 ここではスレート屋根の劣化の様子を詳しく解説します。他の各屋根材の耐用年数、組成についてと各屋根の劣化については、「屋根の構造」サイトに詳しくあります。     :::::

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●スレート屋根の劣化のメカニズム

 スレート材の劣化は、主にスレート屋根の周りの
 ●温度変化の繰り返し、1日の変化、季節の変化。
 ●冬、スレート材に浸透した水分の凍結・融解の繰り返し。
 ●夏、雨のためのスレート材の含水、高温下での乾燥の繰り返し
 ●夏、長時間にわたる70度近い高温にさらされる環境。 などです。
 
  スレート材のセメント、石綿の混合材料の割れに影響が大きいのは、例えば、水分の凍結・融解の繰り返しです。 水分が凍結すると、僅かですが体積が増加します。 スレート材料中の水分の何%かが凍結して体積が増加し、材料中の成分を引き離します。 そのときはスレート材の成分は割れることはなくても、繰り返し発生すると、スレート中の成分同士の接着している力が衰え、やがて成分が分れてしまいます。 この成分同士の接着力が無くなり離れてしまうのが割れとなって起こり得ます。
 
 
   スレート材の”反り”は、例えば材料の表と裏で温度変化の違いがあって、材料の表面温度が高くなれば、僅かですが伸び、温度が低くなれば縮む。 (夏表は70〜80度の高温なり、裏側はそれより低い温度で) この伸びと収縮がスレート材の表と裏側で起こりその伸びと収縮の割合が異なればそれは、反りの原因になります。 以上のことが5年、10年と繰り返すことで、スレート屋根全体のどこかで反りや割れ、ヒビ、剥がれ等の劣化が起こります。
   また、屋根のスレート材は、一枚一枚釘や、ビスでコンパネに固定されていますが、強い地震によって屋根全体が揺らされると、固定されたポイントには、応力がかかり割れやヒビの原因になりえます。 またスレート材は、釘、ビスが打たれているのは、片側で、もう片方は釘、ビスがありませんので、強風、竜巻、台風で横殴りのえぐるような方向でものすごい強風が吹けば、スレート板は、剥がれてしまいます。
   上記のようなスレート材料の劣化を表面の塗装で防ぐことは、不可能で、塗装は表側にしかしませんし、側面も完全には覆えません。 よってスレート屋根材料の表側だけの塗装では、劣化を止める、寿命を延ばすことはできなのです。
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スレート屋根の塗装、重要な下地処理、下塗り、良い塗料

  スレート屋根の塗装に適した塗料、塗料、何を選んで、何に気を配ったら良いのか?
   市販されている塗料で、屋根を、スレート屋根を塗装する為に良く使われている塗料は;
   ・ アクリルシリコン樹脂塗料
 ・ ウレタン樹脂塗料
 ・ シリコン樹脂塗料
 ・ フッ素樹脂塗料
 その他にも、無機塗料、光触媒塗料、ガイナ(遮熱塗料)などが、ありますが、コストパーフォーマンスを考えて
 主に、スレート屋根を塗装するものを考察します。 
  スレート屋根の塗装に最適な塗料を考えるに当たって、参考となる、塗料メーカーの推奨塗料を見てみます。
 
 ニッペ、日本ペイント; スレート屋根用の塗料としてスレート屋根専用カタログにあり
   ・ ニッペ、ファイン4Fベスト: フッ素樹脂塗料: 超耐候性、超耐久性
 ・ ファイン・パーフェクトベスト: ラジカル制御系: 高耐候性、高作業性
 ・ ファイン・シリコンベスト: シリコン樹脂塗料: 耐UV性、耐候性
 ・ 水性シリコンベストII: シリコン樹脂塗料: 水性、耐候性
 ・ ファインUVベスト: ウレタン樹脂塗料: 耐UV
 
 エスケー化研: ヤネフレッシュシリーズは、スレート屋根に適する塗料とうたっている
   ・ ヤネフレッシュF: フッ素樹脂塗料: 弱溶剤: 超耐久、防カビ、防藻
 ・ 水性ヤネフレッシュフッソ: フッ素樹脂塗料: 水性: 超耐久、防カビ、防藻
 ・ ヤネフレッシュSi: シリコン樹脂塗料: 弱溶剤: 超耐久、防カビ、防藻
 ・ 水性ヤネフレッシュシリコン: シリコン樹脂塗料: 水性: 超耐久、防カビ、防藻
 ・ ヤネフレッシュ: ウレタン樹脂塗料: 弱溶剤: 高耐久、防カビ、防藻
 
 関西ペイント: 屋根用塗料とありますが、スレート屋根用がわかりづらい
   ・ スーパーフッソルーフペイント:: フッ素樹脂塗料: 弱溶剤
 ・ アクアヤネシリコン: シリコン樹脂塗料: 水性
 ・ アクアヤネフッソ: フッソ樹脂塗料: 水性
 他多数
 
 水谷ペイント: 特にスレート屋根用ではない?
   ・ スーパーフッソルーフペイント:: フッ素樹脂塗料: 弱溶剤
 ・ アクアヤネシリコン: シリコン樹脂塗料: 水性
 ・ アクアヤネフッソ: フッソ樹脂塗料: 水性
 他多数

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   ここで、日本ペイントのスレート屋根用のカタログを見てみましょう。
 >>> www.nipponpaint.co.jp/biz1/building/products/ctlg/prd_86.pdf
 
 
   ニッペのスレート屋根用の塗料カタログは、良くできていて、ユーザーがどの塗料を使えばよいかわかりやすくなっています。
他の会社も出していると思いますが、見つけられませんでした。 このカタログでは、スレート専用の塗料の説明をしています。スレートの劣化の状態によって、上塗り塗料ではなく、下塗りへの最適な塗料を解説しています。 実は上塗り塗料は、色や耐用年数、価格で好きなものを、ユーザーが選べば良いもので、その制限は、選んだ上塗り塗料と整合性のある、下塗り塗料、シーラーを間違いなく使用することです。 上塗り塗料は、色艷、遮熱機能、色で選ぶのですが、下塗り塗料は技術的に下地材、スレートの状態によって選択せねばなりません。 そしてスレート表面の状態と上塗り塗料に適合したものをえらばなければなりません。 これが塗装屋の技術です。上塗り塗装は二の次なのです、塗料を綺麗にむら無く塗装するだけが技術ではありません。
   お客様は上塗り塗料を選べば良いので、知らなくても仕事は進みますが、知ると塗料に対する考え方も違ってくるかもしれません。 また他のサイトでは、スレート屋根の場合の下塗り塗料についてあまり詳しく書いていないので、このサイトでは少しこれらの重要事項を伝えたいと思います。 塗料や屋根屋を選ぶ場合の参考にしてください。

 

 スレート屋根; 塗料で重要なことは下地処理、下塗り塗装

   スレート屋根の塗装では、下地処理、下地調整、下塗り塗料が重要です。 いくら高価なフッ素樹脂塗装とか、無機塗装などを使っても、下地の状態が良くないと、塗料は上手くのりませんし、耐用年数はおろか、数ヶ月とか1年、2年で剥がれたり、割れたりします。 言われている耐用年数以上もたせようと思ったら、下地の調整、修理、下塗り塗料は非常に重要になります。 スレート屋根の場合は、主にシーラーという種類の塗料を使用します。 
 (スレート屋根の場合は、塗装できない程劣化していたら、そのスレートを交換、修理です。)
   下塗り塗料であるシーラーには、種類が 3つあります。下記、塗装、塗料は化学の最先端の製品ですので、ちょっと深く調べると、学問的で難しい名前が出てきます。 スレート屋根の下塗り塗装には主にこのシーラーが使われます。 シーラーは、上塗り塗料と塗装する対象物とが良く接着、密着し、塗料の剥がれ、ヒビ、膨れ、破壊などを回避するするように工夫された塗料です。このような塗装でのいろいろなトラブルを防いでくれます。(下塗りには、フィラー、サフェイサーなどもありますが、別の機会に)
  シーラー; 3種:
 溶剤系反応硬化型(2液反応硬化型): 2液形の エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂
 熱可塑性合成樹脂系溶液系シーラー : 簡単に、塩化ビニル樹脂系シーラー
 合成樹脂エマルジョン形シーラー:   
   ●なんで、これら下塗り塗料が重要か?です。 知って欲しい機能・役割です。
   スレート材の成分は、鉱物繊維とセメントを圧縮してできています。 目には見えませんが、ミクロ的には穴だらけです。 液体等水分は、簡単に入り込み吸水が大きい材料です。塗装からすると、塗料を沢山吸い込んでしまい接着・密着しない脆弱な材料です。 シーラーは、粘性の小さい、粒子、分子の小さい塗料で、目の粗い繊維構造の中を奥まで浸透し、強固に固まる塗料で、スレート材料の穴ぼこを塞ぎ、スレートの表面を均一にして上塗り塗料と密着し易い表面状態を作りだします。スレート屋根に対して最適なのが、2液形のエポキシ樹脂ポリウレタン樹脂系シーラーです。
   ウレタン塗料、シリコン塗料、フッ素樹脂等々の上塗り塗料は、その性質上密着や付着する機能は弱く、そのままスレート材料に塗っても、耐用年数どころか1年、2年で剥がれてしまいます。塗料がくっつくということは、学問的に説明が難しく、実は学説がいくつもあるくらいです。なぜくっついているのか? 実は明白には分かっていないのです。
   イメージ:
 多孔質の材料、ALCの電子顕微鏡
 写真、表面から穴が多数ある。
 スレート材はこんなに穴が多くなく
 もっと緻密ですが、水分は中へ吸い
 こまれていきます。 
  スレート屋根のスレート材料、下塗り塗料、上塗りの関係をマンガ化したものが下図になります。スレート材料は、水を含みやすい穴が多数ある繊維質を含み、上塗り塗料をそのまま塗布しても、スレート材料の中に入り込み、塗膜を上手く形成できません。また塗料の性質上、接着性・密着性が 劣るので、短期間で剥がれ易いのです。 これをスレート屋根に接着、密着させる為に、下塗り材を施工しスレートの中に浸透させ、硬化させることで、正に「くさび」の役割をします。 
   イメージ:
 スレート材料の多孔質の中を粘性
 の小さい下塗塗料が浸透していき
 下塗塗料の接着性が上塗り塗料
 との接着性、密着性を確保し、
 上塗り塗料が安定してスレート屋根
 に接着する。 下塗り塗料の浸透が
 不十分な場合は、2回塗布する。
 
  なので、下塗りがスレート材料から剥がれないようになります。 そして優れた接着性で上塗り塗料と接着し、上塗りの塗面を安定させます。下塗り塗料は、上塗り塗料とスレート材料との接合に非常に効果的に働きます。上塗り塗料を長期間(5年とか10年とか)長持ちさせる、とても重要な塗料なのです。下図の様な接着システムにより、塗料はスレート屋根にしっかりと接着するのです。 またスレート表面が汚れていたら、このように綺麗に接着はしません。なので、スレート材料の表面を綺麗にすることと、下塗り塗料を正しいものを正しく塗布することが非常に重要なのです。
   スレート屋根にとって:
この様な正しい下塗り塗料、この接着性、密着性、スレート材料と上塗り塗料との相性、特性の良いものは、2液反応硬化型、2液形のエポキシ樹脂、2液形のポリウレタン樹脂系のシーラーです。
   スレート屋根の下塗り塗料に、「浸透シーラー」の名前がるのは、上記の理由です。 大変参考になる、良くわかるカタログがニッペのスレート屋根の塗装用カタログにありましたのであげておきます。 ニッペの塗料が良いと言いたいのではなく、スレート屋根の塗装システムが、下塗り塗料と仕上げ塗料、上塗り塗料との関係が良くわかるカタログです。 スレート屋根に推奨されているシーラーの殆どが、エポキシ樹脂のものです。カタログの抜粋参照。
  ・ ファイン浸透造膜シーラー: ターペン可溶 2液形、浸透造膜エポキシ樹脂シーラー
・ シリコンベスト強化シーラー: 1液反応硬化形エポキシ樹脂シーラー
ファインパーフェクトシーラー: 液高付着浸透形・ハイブリッドエポキシシーラー
ファイン浸透シーラー: 透明・ホワイト: ターペン可溶2 液形、エポキシ樹脂シーラー
1 液ベストシーラー: ターペン可溶1 液反応硬化形、特殊アクリル樹脂下塗り材
  ●各シーラーの説明がついていますが、それらは、スレート材料の表面を上塗り塗料が密着しやすいように調整したり、スレート材料の中に正に「浸透」して、スレート材の穴を埋めて平滑化をしたり、スレートに「くさび」を入れて固定し、上塗り塗料との接着性を発揮して塗料をシステムとして強固なものにしています。このように下塗り塗料であるシーラーは重要です。
  お客様は、仕上げ塗装、上塗り塗装を考えますが、塗装屋からすると、まずスレート屋根の状態を考察し、下塗り塗料を選びます。上塗り塗料は商売上、売上金額に影響しますので重要ですが、今のスレート材料の劣化度によっては選んだ上塗り塗料が適合する良い下塗り塗料がなく、不適切の場合もあり、選択を変えなければならないこともあります。 価格と性能の競合です。または屋根屋による価格差も営業上あります。 しかし、技術的にはこんなことがあるということも・・・難しいかもしれませんが、知ってください。
   屋根のことも考え、その塗料は良い塗料ですが、今の屋根の状態では、こっちの方がよいのでは?とアドバイスする塗装屋と、耐用年数が長いフッ素が良いですね、と屋根のことを考慮しない塗装屋とどっちが良い塗装屋か?を考えて、塗装屋も選んでください。 勿論屋根工事お助け隊では、屋根のことを良くわかった塗装屋さんがおりますので、安心して依頼してください。

 

 塗装屋として知らないと恥な;スレート屋根塗装の技

   塗装屋さんは全て知っていることと思っていましたがそうでもないようです。 知らない塗装屋さんは避けてください。
  それは、スレート屋根の塗装でやる「縁切り」です。スレートを塗装する前にスレート材料の間にタスペーサーを挿入する方法と、塗料がある程度乾燥した後で、重なったスレート材料のところの塗料を僅かに剥がす方法(スレートを分離する)があります。タスペーサーを入れるとき劣化したスレートだと割れる事故があるので、タスペーサーをやらず、後で分離する方法をやる塗装屋もいます。 
   問題はその先で、縁切りをやらないと最悪雨漏りになります。「塗装を2年前にしてもらったら、雨漏りになった、何故か?」という相談もあります。縁切りをしないと雨漏りになることは広く知られていますが、何故雨漏りになるのか? 水が滞留するから・ ・ ・ 半分正解で不十分です。
 
  スレート屋根の簡単なマンガです。寸法等は勘弁してもらって、わかりやすく書きました。 水色が雨水です。 横殴りの雨や台風などがあったときは、隙間から雨水が侵入したとき、スレートの間から排出します。 スレート屋根は、雨水を排出するようになっています。塗装でこの隙間を埋めてしまうと・・・
  緑の部分が、塗料です。 ここを埋めてしまうと、排出しようとした雨水が、そこに滞留します。
ここに、ちょうどスレートを固定している釘があります。 通常より長く雨水にさらされると、錆びが早く増大、成長します。この釘穴が大きくなるか、この穴の周辺のルーフィングの穴が大きくなり、やがて滞留した水が下地へと漏れだします。これが雨漏りです。 ルーフィングの劣化により雨漏りは発生しますが、この状況では遥かに早く雨漏りが始まっても不思議ではありません。 
  スレート屋根を塗装すると、雨漏りになる原因、理由です。
  なので、スレート屋根を塗装する場合は、水の排水機能をなくさないように、塗装に気を使わなくてはならないのです。 これは特殊な「技」ではなく、スレート屋根の塗装では常識になっています。 知らない塗装屋さんに依頼しないように!

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 ●スレート材料の歴史、メーカー、アスベスト問題

  <補足:カラーベスト屋根(スレート屋根の始まり>
 カラーベストというのは、Colored Asbestos Cement Board からの造語で薄型化粧石綿スレートの商品名の一部です。1937年(昭和12年)、米国のジョンズ・マンビル社が初めて市販しましたが、アスファルト・シングル材が普及し始めた米国での需要は増えず、後に製造中止になってしまいます。 防火規制が厳しくアスファルトシングルが普及しなかった日本において1957年(昭和32年) 旧株式会社 久保田鉄工とマンビル社は、技術提携し4年後、「コロニアル」という商品名で発売しました。
  マンビル社の製造方法は従来の湿式とは異なる乾式で、石綿繊維(アスベスト)をランダムに配列するよう、始めにセメントと石綿を乾いた状態で混合し、これに散水してプレス・裁断・養生を行うものです。 乾式、湿式ともプレス後は硬化に必要な水の量になり品質に違いはないと言われています。 また、屋根業界では新しい屋根材ということから「新生瓦」と呼ばれました。 JIS規格は昭和51年に取得しましたが、現在は名称変更され、「住宅屋根用化粧石綿スレート」(JISの正式名称)になっています。 日本ではこのスレート材料を使った屋根をスレート屋根などと言っています。
   株式会社クボタは、1957年(昭和32年)、森は木々の伐採により、その材木資源の減少、瓦に代わる良い屋根材の要求や、住宅の板葺で火事に弱い状況を鑑み、クボタは、上記ジョンスマンビル社(後、アスベスト問題の訴訟の多さに、賠償金に耐えきれなくなり倒産)とスレート材料に関する、製造、販売ライセンスで提携。クボタは、同年年11月に外壁材、屋根材として使用できる、カラーベストの製造・販売を担当する「久保田建材工業株式会社」を設立しました。(35年11月からスレートの製造・販売を開始、まずは外壁材への応用でした) カラーベスト・シングルという名前で外壁材、コロニアルという商品名で屋根材を供給、価格、デザイン、機能が受けて安価で瓦に代わる材料として順調にビジネスが伸びていきました。 昭和40年代からは、日本の高度成長の波にのり、住宅の販売も急速に伸び、またプレハブ住宅産業が興隆してくるに及んで、スレート材である「コロニアル」が、お客様の要求とマッチし、屋根材としてのスレートが認知されたころです。 ですから、「カラーベスト」は、元は米国で開発されたスレート材料の一般名、「コロニアル」は、クボタの製品に付けられた商品名になります。(一般名は、住宅屋根用化粧石綿スレート、略してスレート材と言います)

   アスベストの輸入・加工・使用・規制
 ところがこのスレート材は、石綿(アスベスト)が、含まれていることが問題になります。
  アスベストは発がん性があることを、昭和46(1972年)国際労働機関の専門家会議が指摘、(こんなに昔からアスベストの問題が指摘されていました。)米国では、1974年工場労働者でガン発生が発見され集団訴訟が増加し、この訴訟の多さ、賠償金が払えず、アスベストの最大手製造メーカーが倒産。 そしてアスベストの禁止は全世界で起き、1980年代スイス、アイスランド、ノルウェーは石綿使用禁止。一方米国は段階的にアスベストの生産・輸入の規制を発動。 ヨーロッパ・EUは色特定アスベストの使用禁止を1993年にしています。 フランス、イギリスもこれに続きます。 しかし、日本のクボタ。松下電工は、アスベスト入りの製品を製造し続け、日本では「石綿等の全面禁止に係る労働安全衛生法施行令の改正によって、2006年に、アスベストの製造、販売が全面的に禁止になりました。 しかし、その間アスベストの生産工場では肺気腫、肺がんの工場労働者があいつぎ、日本でも多くのアスベストに関する訴訟が発生しています。
   日本でのアスベスト問題詳細;
アスベストが肺癌の原因となる可能性があることは1938年にドイツの新聞が公表した。ドイツはすぐに対応し、アスベスト工場への換気装置の導入、労働者に対する補償を義務づけた。しかし、戦時中の研究は第二次世界大戦後無視されていた
中略: ・ ・ ・ 

アスベストの製造物責任を世界で最初に追及されたのは、世界最大のアスベストメーカーであった米ジョンズ・マンビル社である。1973年に製造者責任が認定されると、類似の訴訟が多発し、1985年までに3万件に達した。マンビル社自体も1981年の段階で被害者への補償金額が3,500万ドルを超えた。更に同社だけで2万件近い訴訟の対象となり、最終的な賠償金の総額が20億ドルに達することが推定できた。このため、同社は1982年に連邦倒産法第11章(日本の民事再生法に相当)を申請し倒産した。このような動きを受け、世界的にアスベストの使用が削減・禁止される方向にある。
中略 ・ ・ ・

日本では1975年9月に吹き付けアスベストの使用が禁止された。
中略: ・ ・ ・ 

2005年にはアスベスト原料やアスベストを使用した資材を製造していたニチアスクボタで製造に携わっていた従業員やその家族など多くの人間が死亡していたことが報道された。クボタについては工場周辺の住民も被害を受けているとの報道もあった。 ・ ・ ・ 中略: 日本政府は2005年6月にクボタ旧神崎工場(兵庫県尼崎市)で周辺の一般住民に被害が及んだと言われたことを重視して新法成立を推進。参議院本会議は2006年2月3日、「石綿による健康被害の救済に関する法律」と被害防止のため石綿の除去を進める関連3法(改正法)を可決・成立した。施行は、2006年9月。
参照: Wikipedia: アスベスト問題
  クボタと松下電工のスレートを開発・製造をしていた建材事業部は、このアスベスト問題で、大打撃を受け、売上が激減し、やむなく両社の建材事業部を切り離し、新会社「KMEW」にそれまでの事業を全て引き継がせました。事業部の切り捨て、合併
 

  ●では、新会社「KMEW」は、アスベストを克服し、今までのアスベストスレート材と同等の製品を開発できたのか?
   問題は、アスベスト(石綿)と同等かそれ以上の強度をもつ鉱物繊維が開発されたか?です。今も施工後 5年で、KMEW製スレート屋根の、端が剥がれ初めている。10年程度でヒビ、剥がれができたという、相談があります。その他、10年程度、あるいは10年を待たずにスレート屋根に何らかの不具合がある報告があります。 
  まだアスベストに代わるものを使用された製品が出てから10年あまり、この手の製品では、少なくとも20年程度は、問題なく使い続けられる製品でないと、お薦めできないと思っています。 ですから上記の回答は、今は「NO」となります。お助け隊では現在のKMEWのスレート製品をお薦めすることはやめようと考えます。 (スレート屋根にスレート材のカバー工法は、はっきりとメーカーによって認められていません。KEMWのサイト参照)

  ●そのほか、スレート材料の問題点;
   これは、KMEW社自身が、公告していますが、スレート屋根の上にスレート材料でのカバー工法では、メーカーの保証が受けられません。 何故かと言うと、詳しくは述べられていませんが、スレート材の施工には、厳しい施工規定があって、下地の段差が3mm以内の上に施工しなければなりません。 たとえ既存のスレート屋根の材料を撤去しても、そのまま新スレート材料を施工することは、許されません。 スレートを撤去したあと、古い下地の規定もこの段差 3mm以内は、適応されていて、この範囲になっていない場合はコンパネを施工し直さなければなりません。 
  新しい下地材、コンパネも 3mm以内の段差になるように注意深く工事を管理するのです。 これは施工会社からすると、大変な工事でこの規定をきっちり守らなければメーカーに認めてもらえないのです。 それほど、デリケートで割れやすい、破損し易い材料であるのです。 段差があると、施工後に割れ、剥がれ、ヒビの可能性があるということです。 ですので、この時点でメーカーの材料保証は認められません。
   カラーベスト、コロニアルは、旧(株)クボタの商品名で、セメント材の薄型屋根材の一般名称は
スレート材、化粧薄型スレート、スレート屋根などと言います。 
コメント: 株式会社クボタと、松下電工建材部門が合併して、KMEW(ケミュー)株式会社になっています。
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