スレート屋根のスレートを撤去する利点と欠点
スレート材料を撤去する方法の利点:
・ 劣化スレートを撤去できるので、すっきり、気持ちが良い。
・ 劣化したスレート材料、既存のルーフィングなどについたカビ、苔が無くなる。
・ 下地も新しくすれば、下地の劣化の心配をすることから開放される。
・ かなり大変だが、スレートを撤去してコンパネも新設すればスレート材料も施工できるかも
・ 下地材も撤去すれば、屋根の骨組み(垂木、屋根の梁など)が簡単にチェックが可能
スレート材料を撤去する方法の欠点:
・ スレートを撤去費用と廃材の処理費用が必要。
・ スレートを撤去するので、断熱の効果があるかも知れない屋根材が使えない
・ スレート材料に含まれるアスベスト飛散の対策が別途必要、処理費用が多少高くつく
スレート屋根の葺き替えには、カバー工法を選ぶお客様が殆どですが、スレート材料を撤去する工法での利点、欠点を書いてみました。 撤去する方法の利点、欠点からも検討してください。
スレート材料を撤去せず、新屋根材を重ねるカバー工法
カバー工法で使える屋根材料と本体(役物を除く平部)の相場・概算価格)
スレート屋根のカバー工法屋根材の代表; ガルバリウム鋼板:
スレート屋根のカバー工法で一番、良く施工されるのは、なんといっても軽いガルバリウム鋼板です。
その本体の施工相場は、平米あたり ¥ 6,000(断熱材なしの製品)、¥ 6,500(断熱材付)程度からあります。表面をフッ素樹脂で塗装したものは、もう少し高く、保証は 25年。
高耐久性、耐用年数 50年、保証 30年のジンカリウム鋼板・石粒付鋼板
石粒付鋼板・ジンカリウム鋼板は、ガルバリウム鋼板の欠点である雨音がしません。
ですから、雨音の気になる方、超長期の耐用年数をご希望のお客様には、根強い人気があります。
本体施工価格、¥7,000~¥ 9,000/㎡、提携の屋根屋さんで、¥ 7,000/㎡ (役物、足場など他の工事を除く)
雨音なし、低価格、米国では70%以上の普率; アスファルトシングル(通称シングル)
低価格で、ガルバリウム鋼板の欠点である雨音がしない屋根材と聞かれたら、この屋根材です。米国では、70%以上の一般木造住宅で使われている材料です。雨音の気になる方、ガルバリウム鋼板程度の施工価格で屋根の葺き替えをしたいお客様に人気です。本体施工価格、¥5,000/㎡、程度。
各屋根材本体の施工相場、概算価格
スレート屋根をカバー工法で葺き替える工事項目 | 価格 | 数量 | 単価 | 単位 |
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ガルバリウム鋼板本体施工費用、施工費+材料費 | ¥ 390,000 | 60 | ¥ 6,500 | 平米 |
石粒付鋼板本体施工費用、施工費+材料費 | ¥ 420,000 | 60 | ¥ 7,000 | 平米 |
アスファルトシングル本体施工費用、施工費+材料費 | ¥ 300,000 | 60 | ¥ 5,000 | 平米 |
以上です。